中小企業省力化投資補助金(一般型)の補助金額が1,500万円前後の補助金額の算出方法
中小企業省力化投資補助金(一般型)の補助金額が1,500万円前後の補助金額の算出方法が少しややこしいので解説いたします。
※詳細は公募要領をご確認ください。自己責任で計算等してください。
まず、補助上限額は下記になります。括弧内は大幅な賃上げを行う場合です。
従業員数5人以下 :750万円(1,000万円)
6~20人 :1,500万円(2,000万円)
21~50人 :3,000万円(4,000万円)
51~100人:5,000万円(6,500万円)
101人以上:8,000万円(1億円)
次に補助率は下記になります。この表の理解がややこしいです。
補助金額が1,500万円まで | 1,500万円を超える部分 | |
中小企業 | 1/2(2/3) | 1/3 |
小規模企業者・小規模事業者再生事業者 | 2/3 | 1/3 |
実際に計算方法を示して2パターン算出してみます。
次の前提条件です。
●括弧は加味しない(大幅な賃上げ等の枠では申し込まない)。
●製造業とする(従業員21名以上で中小企業、20名以下で小規模事業者)。
ケース1:中小企業(従業員数30名とする)、補助対象経費4500万円の場合
補助対象経費のうち3000万円(1500万円÷1/2)までの経費が1/2で①1500万円。
3000万円以上の経費は1/3なので(4500万円−3000万円)☓1/3で②500万円。
つまり①+②=2000万円が補助金額になります。
ケース2:小規模事業者(従業員数15名とする)、補助対象経費2250万円の場合
補助対象経費のうち2250万円(1500÷2/3)までの経費が2/3で③1500万円。
つまり③=2250万円が補助金額になります。
以上です。