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経営力向上計画の「事業分野」「事業分野別指針」の調べ方

経営力向上計画

経営力向上計画の策定の際に、知らないと意外と時間がかかるのが事業分野の調べ方である。

ここではその事業分野の調べ方の具体的な手順をご紹介していく。

事業分野の調べ方

計画に係る事業の属する事業分野を日本標準産業分類を確認し、自社で判断して書く。

【日本標準産業分類】


中小企業は他分野に渡って事業展開している所も多いが、ここではこの計画で進める事業に関しての事業分野を記入する。

また、該当する中分類(2桁)と細分類(4桁)コードと項目名を記載する必要があるので注意する。

調べるときの例

調べるときの例を一つあげてみよう。
たとえば自動車のエンジン部品製造加工事業に関しての、経営力向上計画を策定する場合の手順は下記①〜⑤のとおりである。
①上記の【日本標準産業分類】のHPを表示し、「製造業」をクリック。

②「輸送用機械器具製造業」をクリック。

③「自動車・同附属品製造業」をクリック。

④細分類(4桁)まで、この場合「3113」が表示される。

さらに右側の「info」をクリックすると詳細が確認できる。

⑤詳細情報を確認し、項目の説明などを参照し、自社の事業に該当するかを確認する。

このような手順で確認すると、この事業の「事業分類」は次のようになる。
31 輸送用機械器具製造業
3113 自動車部分品・附属品製造業

よってこれを申請書の「2 事業分野と事業分野別指針名」の事業分野へ記載する。

事業分野別指針の調べ方

次に下記リンクから自社の事業分野(業種)に該当するものを選ぶ。

具体的には下記のような事業分野(業種)である。(令和元年7月18日時点)

ここで注意が必要なのは業種によっては、指針が策定されていない事業分野もあるということだ。
その場合は「基本方針」となる。

上記のように指針を選別すればよいのだが、確信がもてない場合も多い。当社でも50社程度支援してきたが判断に迷うことは多い。

このように判断に迷う場合は経営力向上計画の問い合わせ窓口に問い合わせると教えてくれる。
指針が間違って提出してしまうとやり直しになる可能性もゼロではないので迷ったら問い合わせるほうが良い。

窓口の連絡先は「手引き」の最終ページなどに記載されている。
令和元年7月18日版の手引だと連絡先は下記のようになっている。
問い合わせた際は、上記で調べた「該当する中分類(2桁)と細分類(4桁)コード」を伝えると該当する指針を教えてくれる。

以上の手順で調べ、申請書の「2 事業分野と事業分野別指針名」の事業分野別指針へ記載する。
文章は「●●(対応業種)に係る経営力向上計画に関する指針」とすると良い。

まとめ

以上が経営力向上計画の「事業分野」「事業分野別指針」の調べ方である。

事業分野や指針が何に当てはまるかは、意外と迷ってしまって進まないところである。

どうしても確信が持てなければ、経営力向上計画の相談窓口や認定支援機関に相談すると丁寧に回答してくれ、スムーズである。

ほか、経営力向上計画に関しての概要や書き方の記事を下記にてまとめているので、こちらも参考にしてください。

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