ものづくり補助金19次の審査基準のポイント
ものづくり補助金の１９次公募が始まりました。
審査基準のポイントをご紹介します。
【最重要】公募要領の審査項目に沿った計画書を作成する
最も重要なことですが、審査は「公募要領の審査項目」に沿って行われます。
なので、その審査項目に沿った事項に関して少なくとも未記載な項目がないようにしましょう。
ほか、ポイントを簡単に下記でご紹介します。
1. 成長性・市場性の評価がより厳格に
18次公募でも「事業の成長性」は重視されていましたが、19次では 「市場のニーズを的確に捉えているか」「将来の事業拡大が見込めるか」 という点がより詳細にチェックされると思われます。
- 競合との差別化が明確であるか
- 事業の収益モデルが現実的か
- 将来的な市場成長が期待できる分野か
事業の将来性を数値で示し、具体的なマーケット分析を記載することが重要 になります。
2. DX（デジタル化）の取り組みが重視される
近年の補助金では、DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進が強く求められています。
- IT導入や自動化による業務効率化が含まれているか
- 生産性向上につながるデジタル技術を活用しているか
例えば、製造業であれば「IoT技術の導入」や「AIを活用した生産管理システム」などが評価されやすいです。
何の新製品をどのように効率的に生産するか、が肝だと思われます。
3. 脱炭素（カーボンニュートラル）の観点
政府の政策方針として「カーボンニュートラル（脱炭素化）」が重要視されており、補助金の審査でもこの点が評価される可能性が高いです。
- エネルギー消費の削減につながる事業か
- 環境負荷の低減に貢献する技術や設備投資か
例えば、「省エネルギー設備の導入」や「環境負荷の少ない生産プロセスの開発」などが審査でプラスに働くでしょう。
4. 補助金の「必要性」がより問われる
補助金を受ける以上、「なぜ補助金が必要なのか？」を明確に示す必要があります。
- 自己資金だけでは難しい理由を説明できるか
- 補助金を活用することでどのような成果が生まれるか
単に「資金がほしいから」ではなく、「補助金を活用して事業を成長させ、日本経済に貢献する」というストーリーを作ることが大切です。
5. 採択されるためのポイントまとめ
ものづくり補助金19次で採択率を上げるために、以下の点を意識しましょう。
- 市場性・成長性を具体的なデータで示す
- DXや脱炭素など、最新のトレンドを意識する
- 補助金の「必要性」を論理的に説明する
- 審査員が理解しやすい構成・文章で申請書を書く
ものづくり補助金は 「書類審査が全て」 なので、しっかりとした計画書を作成し、審査員が納得できる内容にすることが重要です。
まとめ：ものづくり補助金19次の審査基準はここがポイント！
今回の記事では、ものづくり補助金19次の審査基準の変更点や採択されるためのポイントを解説しました。
補助金の「必要性」の説明がより求められる
採択されるための主要なポイント
- 具体的なデータと市場分析を盛り込む
- DXや脱炭素に関する要素を取り入れる
- 補助金の必要性を明確に説明する
補助金の申請は競争率が高いため、審査項目に沿って「審査員にとって分かりやすく、納得感のある事業計画書を作ること」が最大のポイントです。
これから申請を検討される方は、最新の審査基準を意識して準備を進めてみてください！
