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ものづくり補助金の傾向②補助金額が多いほうが採択されやすい?

ものづくり補助金 補助金や中小企業支援制度

令和元年度補正予算事業・令和2年度補正予算事業の3次締切の採択発表とともに、
ものづくり補助金総合サイトに「データポータル」が公表されています。
そのデータで、これまでの申請及び採択状況のデータがまとめられています。

このデータから考察できることを
いくつかに分けてご紹介します。

今回はものづくり補助金の傾向として、「補助金額が多いほうが採択されやすい」ということを、ご紹介します。

ものづくり補助金は、補助金額が多いほうが採択されやすい

データポータルサイトには「補助金の申請額」として、
下記のように補助金の申請額に関して、
申請数や採択率の関係が表示されています。

ものづくり補助金の申込み予定企業からよく、
「やっぱり補助金は1000万円とか多く申請すると受かりにくくなるのかな?」
という問い合わせがあります。
要は「補助金を多く申請するとハードルが上がるだろう」というなんとなく妥当な考えからの質問だと思うのですが
データからは実は「補助金を多く申請するほうが採択されやすい傾向」であることが読み取れます。

3次締切までのデータでは
補助金申請額250万円以下だと、採択率21.6%、
補助金申請額250万円以上500万円以下だと、採択率38.9%、
補助金申請額500万円以上750万円以下だと、採択率47.1%、
補助金申請額750万円以上1050万円以下だと、採択率54.0%
とあります。

250万円以下の申請だと採択率が2割程度しなかいので、
補助金申請額が少ないと、かえって非常に難関になります、、。

逆に補助金申請額750万円以上の場合は採択率54.0%なので有利に働きます。
有利に働く理由は定かでないですが、当社の経験から推察すると、
やはり導入設備も高価な方がそれなりの生産性向上が見込める(と書きやすい)ので
申請書(事業計画書)の妥当性や訴求力も高まり、審査において前向きに判断されるからなのかな、
と考えています。

なのでものづくり補助金に応募される際は、
「やっぱり補助金は1000万円とか多く申請すると受かりにくくなるのかな?」
と考慮されず、
「せっかく補助事業にトライするのでよりよい設備を入れよう」
というスタンスで臨まれて良いと思います。

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