ものづくり補助金（令和元年度補正：2020年実施）の３次公募の概要

公開日:2020/05/22
最終更新日:2020/05/22

ものづくり補助金（令和元年度補正：2020年実施）の３次公募が開始しました。
主な変更点は２点、
①補助率が最大3/4となった。
②特別枠は事業再開枠50万円（10/10補助）の上乗せが可能となった。
です。
この記事ではその概要をご紹介します。

ものづくり補助金（令和元年度補正：2020年実施）の3次公募の概要

ものづくり補助金３次公募の概要は下記のとおりです。

ものづくり補助事業公式ホームページへのリンク

http://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html

公募期間

【公募開始日】　令和2年5月22日(金) 12時
【申請開始日】　令和2年6月10日(水) 17時
【申請締切日】　令和2年8月3日(月) 17時

補助上限・補助率

【補助上限】１，０００万円（特別枠は事業再開枠50万円（10/10補助）の上乗せが可能）
【補助率】特別枠A類型・小規模事業者は２/３、特別枠B・Ｃ類型は３/４

補助要件

以下を満たす３～５年の事業計画の策定及び実行
・付加価値額＋３％以上／年
・給与支給総額＋１．５％以上／年
・事業場内最低賃金≧地域別最低賃金＋３０円

ものづくり補助金３次公募（令和元年度補正：2020年実施）の２次公募と比較した大きな変更点

公募要領ベースで、２次公募と比較して、３次公募で変更となった点は主に下記の２点でした。（当社調べ：詳しくは公募要領をご参考ください）

変更点①補助率が最大3/4となった。

応募する要件に応じて、補助率が1/2,2/3,3/4となりました。
徐々にややこしくなってきましたね（汗）
ただ、3/4はとても嬉しい変更ではないでしょうか。

ここでは3/4になる要件をご紹介します。

まず、簡単に補助率は下記のようになります。
[通常枠] 中小企業者１／２、小規模企業者・小規模事業者２／３
[特別枠] Ａ類型２／３、Ｂ・Ｃ類型３／４

つまり特別枠ではかなり優遇されるということです。

で、
「特別枠については、補助対象経費（事業再開枠の経費を除く）の６分の１以上が、以下のいずれかの要件に合致する投資であること。」
となっています。

Ａ類型：サプライチェーンの毀損への対応
顧客への製品供給を継続するために必要な設備投資や製品開発を行うこと
（例：部品が調達困難になったため部品を内製化、出荷先の営業停止に伴って新規顧客を開拓等）
Ｂ類型：非対面型ビジネスモデルへの転換
非対面・遠隔でサービスを提供するビジネスモデルへ転換するための設備・システム投資を行うこと
（例：自動精算機・キャッシュレス端末の導入、店舗販売からＥＣ販売へのシフト、ＶＲ・オンライ
ンによるサービス提供等）
Ｃ類型：テレワーク環境の整備
従業員がテレワークを実践できるような環境を整備すること
（例：ＷＥＢ会議システム等を含むシンクライアントシステムの導入等）
〈以上公募要領より抜粋〉

つまり、上記のBもしくはC類型に関して一定以上の金額を含む（補助対象経費の６分の１以上）設備投資を実施すれば
3/4になるということです。

ややこしいですがB・C類型を含む設備投資をされる企業様は
今回の補助率は3/4なのでぜひチャレンジされたいですね。