事業再構築補助金は来年(2024年、令和6年)も続くのか
事業再構築補助金は来年(2024年、令和6年)も続くのか
「事業再構築補助金は来年(2024年、令和6年)も続くのか」
という話題が周りでも聞かれて始めてきました。
事業再構築補助金は今年(2023年、令和5年)で3回程度の公募が実施される予定であり、
予算もその程度までは確保されています。
その今年分がなくなった場合は
終了となるのか、続くのか、ということですが
今のところ
事業再構築補助金は来年(2024年、令和6年)も続く見込みが高いと思っています。
根拠としては
2023年8月4日公表の
「経済産業政策の新機軸」のなかの「経済産業政策の重点」
に事業再構築補助金が継続されるような記載があるからです。
【経済産業政策の重点(2023年8月)】
下記(同資料より抜粋)の赤線が事業再構築補助金が継続されるような記載です。
経済産業政策の重点とは来年2024年度予算概算要求の骨格となります。
概算要求締切が8月末なので今回の公表から大幅な変更はないと思われます。
来年度以降の予算案の話として出てきているので
例年のように年末の臨時国会で補正予算として計上され継続される見込みが高いと思われます。
「可処分所得の増加」に繋がる産業政策としての位置付けがより明確に
さらに
「経済産業政策新機軸部会第2次中間整理」という資料によると
下記(同資料より抜粋)のように
「可処分所得の増加」に繋がる産業政策
といった位置付けがより明確になる見込みです。
いままではどちらかというとコロナ対策や物価高対策といった課題解決に重きを置かれてきた気がしますが
所得増加につながることが見込まれる事業計画が求められるかもしれません。
また、現行の事業再構築補助金でも今年から賃上げによる加点や補助率増加がされることとなりましたが、
以上の背景から、来年以降も少なくともこういった賃上げに積極的な企業が採択されやすくなる可能性は高いです。