ものづくり補助金の事業再開枠にて補助対象となるものは?
先週末の6月12日に補正予算が政府案どおり成立しました。
ものづくり補助金等の中⼩企業⽣産性⾰命推進事業も増額され、
補助率の増加(類型等の縛りはある)や事業再開枠が追記されました。
【令和2年度第2次補正予算 中⼩企業⽣産性⾰命推進事業による事業再開⽀援】
(出所:経済産業省令和2年度第2次補正予算の事業概要(PR資料))
今回はものづくり補助金の事業再開枠にてご紹介します。
ものづくり補助金の事業再開枠とは?
まず、事業再開枠とは公募要領によると下記のようにあります。
業種別のガイドラインに基づいた感染拡大予防の取組を行う場合は、定額補助・上限50万円を別枠(事業再開枠)で上乗せします。(ものづくり補助金3次公募要領より抜粋)
ものづくり補助金では補助上限額が1,000万円ですが、
特別枠の場合に限り、事業再開枠の上乗せが可能となり、
+50万円上乗せされます。
ただし、あくまで業種別のガイドライン(下記リンク)に基づいた感染拡大予防の取り組みを行うことが前提となっています。
事業再開枠の補助率と補助対象経費は?
事業再開枠の補助率は
定額(10/10、上限50万円)
です。
つまりは購入した50万円までであれば、費用の全額(消費税除く)が補助されます。
で、気になる対象経費は公募要領のHPに掲載されています。
【「事業再開枠」の補助対象経費について】
(出所:公募要領HPより)
現時点では下記のような経費が対象となっています。
こういった経費は今後も感染症対策が求められる中で、必要な経費であるため、
今回のものづくり補助金に合わせて購入されるのも有効です。
また、
「令和2年5月14日以降に発生した経費まで遡及して対象とされる」
とあります。
つまり、すでに発生したものも対象となるので、そういった点も使い勝手が良いですね。
いずれにせよ、ものづくり補助金もコロナ対策をすすめる事業者様には予算額や補助率が増えたりと
使いやすくなっているのでV字回復のための設備投資にはこういった補助金活用はおすすめです。