小規模事業者持続化補助金で対象となる経費②外注費
小規模事業者持続化補助金では下記のような経費が補助金の対象になります。
①機械装置等費、②広報費、③展示会等出展費、④旅費
⑤開発費、⑥資料購入費、⑦雑役務費、⑧借料、⑨専門家謝金
⑩専門家旅費、⑪車両購入費、⑫設備処分費、⑬委託費、⑭外注費
その中で使い勝手のよく、人気の高い経費は
個人的に下記のようになると感じています。
【持続化補助金、補助対象経費の人気ランキング(あくまで私見です。)】
人気No1.外注費
人気No2.広報費
人気No3.機械装置等費
今回はその中の「外注費」についてご紹介します。
※詳細は公募要領でご確認ください。
持続化補助金の外注費で補助対象になる経費の事例
外注費の定義
まず持続化補助金において、外注費は下記のように定義されています。
上記1から13(公募要領上のその他の経費を指す)に該当しない経費であって、事業遂行に必要な業務の一部を第三者に外注(請負)するために支払われる経費(店舗の改装等、自ら実行することが困難な業務に限ります。)
定義は難しく書かれていますが、世間一般に使われている「外注費」のことです。
【主な注意点】
- 外注内容、金額等が明記された契約書等を締結する必要があります。(簡単に言うと、見積書や請求書等といった取引内容のわかる書面を適切に作成する)
- 外注する側である補助事業者に成果物等が帰属する必要があります。(外注したものが他者の所有にならないということ)
- 50万円(税抜き)以上の外注工事を行う場合等には一定の期間において処分 (補助事業目的外での使用、譲渡、担保提供、廃棄等)が制限されることがあります。
- 「不動産の取得」に該当する工事は対象になりません。 など
対象となる経費の事例トップ3
外注費の対象となる経費で人気の事例を3つご紹介します。
①店舗改装工事、バリアフリー化工事
店舗改装は持続化補助金において、とくに人気のある使い方だと感じています。
小規模事業者の、どのようなビジネス形態でも「接客する店舗」は重要な経営資源です。
しかし小規模事業者にとっては店舗改装費は高額なため、実施するのは金銭面での
ハードルが高いです。
この補助金はそういった場合にも使えるので有益です。
店舗改装で顧客満足度を向上させることで販売促進の効率は大きくアップするはずです。
【ご参考:事例イメージ】
(出所:庄内町商工会)
②利用客向けトイレの改装工事
トイレの改装工事も持続化補助金での人気経費です。
最近の傾向だと、トイレの改装工事のみでの申請だと
採択されにくくなっているという傾向もあるようなので、
ほかの販促経費と含めて申請すると良いと思われます。
【ご参考:事例イメージ】
(出所:庄内町商工会)
③従業員の作業導線改善のための従業員作業スペースの改装工事※
※(補助事業計画の「I.補助事業の内容」 の「3. 業務効率化(生産性向上)の取組内容」に記載した場合に限り)
最近は働き方改革で、従業員満足を高めたり作業効率をアップするための取り組みも
経営において必要となっています。
そういった従業員の作業導線改善のための従業員作業スペースの改装工事にも活用できますので
補助金を活用して、働き方改革の実現にもつなげたいところです。