2021年6月18日（金）に
事業再構築補助金「第1回公募　通常枠、卒業枠、グローバルV字回復枠」の採択発表がありました。

当社のご支援先は5社、採択されました。
採択された企業様は誠におめでとうございました。

第1回公募分の傾向等をご紹介します。

事業再構築補助金第1回公募の通常枠の採択率は３０％

下記の補助金事務局公表資料「事業再構築補助金　第1回公募の結果について」によると、
応募件数ベースで人気の多かった通常枠の採択率は30％（応募件数16,897、採択件数5,092）でした。

全体では採択率36％（応募件数22,231、採択件数8,016）でした。
上限の補助金額が低く設定されている特別枠が６割以上の採択と、優先された結果、全体の採択率は通常枠より高くなりました。

応募開始当初は「コロナ対策の補助金なので７割程度は採択されるのでは！？」といった噂も飛び交っていましたが結果は、大方の予想よりもかなり低い、難しい補助金となりました。

１回目の公募でこの程度の採択率であったので、２回目以降もこの３割程度を基準とした採択率になるのでは、と思っています。

不備が多かった

上記の表から、採択率以上に特筆すべきことは不備の割合が非常に多かったことです。

応募件数22,231のうち、書類不備等がなく、申請要件を満たした件数（申請件数）が19,239となっています。
つまり、13.4％も不備が出ており、それらは審査の土俵にも上がれなかった可能性があります。

せっかく苦労して計画書等をまとめたとしても点数すらつかない、というのは悲惨です。
２回目以降に再チャレンジされる方は、まずは不備のないような対策が必要です。