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令和2年補正ものづくり補助金「特別枠」の概要が発表

ものづくり補助金 補助金や中小企業支援制度

本日、令和元年4月7日付けで、経済産業省のHPに
令和2年補正ものづくり補助金「特別枠」※の概要が
発表されました。
※(正確には中⼩企業⽣産性⾰命推進事業の特別枠)

それについてご紹介します。

【2020.4.11更新】
こちらの最新記事もご参考ください。

ものづくり補助金(2020年実施)の特別枠が公募開始

令和2年補正(2020年〜実施)ものづくり補助金の発表されているサイト

発表元のURL

下記の経産省サイトに
「中小企業対策関連予算」として
ものづくり補助金「特別枠」が令和2年4月7日付で発表されています。

令和2年補正ものづくり補助金「特別枠」の概要

発表されている資料は主に下記になります。
ものづくり補助金の記載箇所は主に下画像の赤点囲み部分です。

【中⼩企業⽣産性⾰命推進事業の特別枠創設(経済産業省PR資料より)】

(出所「経済産業省関係令和2年度補正予算案の事業概要(PR資料)」より)

「特別枠」とは?

今のところ、上の資料以上の詳細は不明ですがあくまで当社の理解をベースに
「特別枠」とはなにか、をご紹介します。

まず、資料によると、特別枠の事業目的・概要は下記のようにあります。

中⼩企業基盤整備機構が複数年にわたって中⼩企業の⽣産性向上を継続的に⽀援する「⽣産性⾰命推進事業」について、新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える特徴的な影響を乗り越えるために前向きな投資を⾏う事業者向けに、補助率⼜は補助上限を引き上げた「特別枠」を設けます。(PR資料より抜粋)

生産性革命推進事業(ものづくり補助金、持続化補助金、IT補助金等)の「通常枠」は
令和元年度補正予算として総額3600億円で今後3年間実施されることに既に決まっています。

「その通常枠(3600億円)に加えて、この特別枠として、700億円が追加された」※と当社では理解しています。

下記の資料(「経済産業省関係令和2年度補正予算案(概要)」より抜粋)からもそれが読み取れます。
資料の右上に(参考:令和元年度補正予算により3,600億円措置済み)とあります。

つまり、この⽣産性⾰命推進事業に3600億円は既に措置しているけど、拡充した「特別枠」を(新たに)設置する、ということが読みとれます。※

つまりは今までの3600億円+新たに700億円がこの事業で活用されることになり、
ものづくり補助金での設備投資や、持続化補助金での販売促進活動などに、
企業の積極的な取り組みを強くバックアップする支援策となっています。

令和2年補正ものづくり補助金「特別枠」の主な変更点

現在公募中である令和元年補正ものづくり補助金と比較した
大きな変更点は2点「補助率の変更」「申請要件」です。

補助率の変更について

補助率が「1/2」⇒「2/3」に増加します。

補助率に関しては、令和元年度補正予算からは
中小企業(例えば製造業だと従業員数が21名以上、サービス業だと6名以上)の場合、補助率が1/2となっています。

特別枠では、この補助率の変更によって、おもに中小企業(小規模事業者はそもそも2/3なので変更なし)が恩恵を受けます。

申請要件について

特別枠なので、申請要件も追加されました。

上記PR資料の右下に、申請要件とありますが、
おそらくものづくり補助金はそのAが要件だと思われます。

つまり、下記が要件になる予定です。

「補助対象経費の1/6以上が、以下の要件に合致する投資であること」
A:サプライチェーンの毀損への対応
顧客への製品供給を継続するために必要な設備投資や製品開発を⾏うこと
(例︓部品調達困難による部品内製化、出荷先営業停⽌に伴う新規顧客開拓)

スケジュール感:2020年6月から公募開始?

スケジュール感は、はっきりとはまだ分かりませんが、
PR資料の右下に下記の文面があります。

・通年公募を⾏っている各補助事業の通常枠と同じスケジュールで公募を実施します。
・本特別枠は、年度内に予定している締切に適⽤されます。

「・通年公募を⾏っている各補助事業の通常枠と同じスケジュールで公募を実施します。」という文面から、
今年の2020年の通年公募、もしくは、来年の2021年の通年公募と同時並行として行われる、ということは読み取れます。

で、「・本特別枠は、年度内に予定している締切に適⽤されます。」という文面から
「年度内」というのが、令和2年度補正予算なので、令和2年のことか、
もしくは本日令和元年に発表された資料なので、令和元年のことか、どちらかの締切に適用されるということになります。

ただ、予算執行の緊急性の求められる性格のものなので、当社としては今年中に公募開始されると思います。

補正予算の成立が4月〜5月の見込みなので、
早くて、通常公募の3次公募から、つまり今年の6月ころからこの特別枠も
同時並行で実施されるのではないかと予想しています。
(来年の場合は来年の春から実施されると思います。)

まとめ

令和2年補正ものづくり補助金「特別枠」が
創設されました。

この最悪の事態に、前向きな中小企業を支援する良い施策だと思います。
ぜひこういった支援策を活用して長期的な事業発展につなげる投資を検討されては如何でしょうか。

最新情報が更新され次第、当ブログでもお知らせしていきます。

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