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ものづくり補助金で採択されるポイント1

ものづくり補助金

最大1000万円程度の補助金を受けることができる人気のものづくり補助金。
しかし毎年の採択率は40%程度と、採択される可能性は高くない。
この記事では、ものづくり補助金で採択されるポイントについてご紹介する。

採択される可能性は?

まず、採択される可能性である採択率の過去の推移を見てみよう。
29年度補正を除いてはおおよそ40%前後である。
ものづくり補助金は高額な設備投資に関して応募があるため、それ相応の資金力があったりと優良企業が多い。
そういった優良企業と競って40%の採択率であるので採択されるのは簡単ではない。

ものづくり補助金年度別採択率の推移

年度 採択率
24年度補正予算 43.9%
25年度補正予算 39.1%
26年度補正予算 43.1%
27年度補正予算 29.8%
28年度補正予算 39.8%
29年度補正予算 50.7%

※採択率は採択数÷応募総数。複数公募があった年度は合算して算出。

そもそも採択される過程は?

そもそもどういう過程で採択されるのかということを簡単に紹介すると、
「有識者等で構成される審査員が点数をつけて高い順に採択される」
ということである。
当たり前のことだが、審査員に評価される申請書を作成する必要がある。このことは非常に重要だが、意外にあまり意識されていない方が多い。
このことを意識せずに申請書を作成されている企業は少なくない。もちろん、そういった企業は採択されにくい。

どんな事柄が審査されるのか?

では、どんなことが審査員に評価されるのか?
このことは毎年の公募要領に記載されている。
平成30年補正予算の公募要領では33〜34ページに「審査項目」として下記のように公表されている。公募要領の中でもこのページは最重要な箇所である。

審査項目を意識して申請書の計画策定しないと採択されない!?

当社は今まで85社以上ものづくり補助金のご支援をさせていただいたが、審査項目を意識して計画策定しないと採択率は低いと認識している。
補助金はあくまで政府の制度であり、補助金を受給する側に対して求めている事柄がある。

たとえば審査項目にある下記のような事柄であり、このような企業の競争力が高まり、ひいては国力をアップさせることを実現する計画が評価される。

  • 生産性が向上するか?
  • 企業の収益が向上するか?
  • 地域経済と雇用の支援につながるか?
  • 国の中小企業支援制度を活用しているか?
  • ほか、「審査項目」に記載されている事項

つまり端的にいうと審査項目に書いてある事柄をそもそも計画に書いていないと補助金制度の趣旨自体を無視しているとも判断されかねない。よって、これらの審査項目事項が漏れていた時点で採択率は下がってしまう。
当社で支援する際は、審査項目それぞれに対しての企業の取組事項などを逆算してまとめるようにしている。そのように逆算することで審査項目に対してすべてPRできる。

まとめ

ものづくり補助金で採択されるポイントは「審査項目」に関する自社における計画を記載していく、ということである。
ごくごく当たり前のことであるが、出来ているだろうか。ぜひ事業計画を策定する前に今一度審査項目を読み込んでほしい。

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