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来年(2024年、令和6年)からものづくり補助金は大幅に変更予定

ものづくり補助金

令和5年度補正予算案(あくまで現時点では案です)が公表されています。
この補正予算案の資料を見ると来年以降のものづくり補助金が大きく変更されそうです。その内容を確認してみます。

ものづくり補助金関係の補正予算案概要

まず、経済産業省の補正予算案の資料は下記になります。

当該資料の中から、中小企業に高い人気の「中小企業生産性革命推進事業」の陳述箇所は下記の13ページです。

「中小企業生産性革命推進事業」は上記のものづくり補助金やIT導入補助金などを含めての予算です。

予算規模は2000億円です。昨年もこの事業に対して同程度の予算でしたので規模感は昨年までと変わりません。

「ものづくり補助金」に関して

その資料右上にあるものづくり補助金に関しての記載を見てみます。
どの枠も●●円〜●●円となっていますが、それは従業員の規模によって補助上限額が変動する現行の仕組みが継続されるのかと思います。

上記の表を見ると、ものづくり補助金は大きな変更がありそうです。

具体的には省力化枠や成長分野進出類型などが追加されます。

省力化枠は上限8000万円と大きいです。
ただ中小企業(製造業の場合、従業員21名以上)の補助率は1/2以下となるなど少し低めです。

次に成長分野進出類型という類型が追加されます。
成長分野進出類型は上限2500万円あり、さらに補助率も2/3と良いので人気の枠になるかと思います。
おそらく申し込める要件として、DXやGXに資する事業である必要が出てくるのかと想定されます。

以上のようにものづくり補助金は現行と比べて補助上限額が上がる方向です。

一方で予算規模は例年と変わらないので採択者数や採択率は減少が予想されます。

ものづくり補助金の制度変更はおそらく次回の17次公募からになるかと思います。
17次公募がはじまれば公募要領なども公表されるのでより詳細が明らかになります。

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